花巻南温泉峡 鉛温泉 藤三旅館


名 称 花巻南温泉峡 鉛温泉 藤三旅館
住 所 〒025-0252
岩手県花巻市鉛字中平75-1
電話番号 0198-25-2311
位置座標 東経 140°59′44″1
北緯  39°27′44″9
アクセス JR東北本線、花巻駅より県道12号を豊沢ダムへ車で約25分

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料 金 平日 日祝
大人 700円 700円
小人 500円 500円
営業時間 平日 日祝
営業時間 07:00〜21:00 07:00〜21:00
受付終了 21:00 21:00
休業日 年中無休

泉 質 弱アルカリ性−単純温泉 低張性
効 能 神経痛、リウマチ、胃腸病、筋肉痛、関節痛、皮膚病、神経性疾患、婦人病、糖尿病、肥満、痔疾、小児疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、病後保養等

浴 槽 白猿の湯(混浴内湯、水風呂)、桂の湯(内湯、露天風呂)、河鹿の湯(内湯)、竜宮の湯、白糸の湯
シャンプー 無料
ボディ
シャンプー
無料
タオル 300円で販売
バスタオル 840円で販売

付帯施設 食事、休憩室、売店、コインマッサージ機、温泉旅館
イベント 特になし
コメント いい色が宮沢賢治のファンと言うことで、目指すはイーハトーブこと岩手の花巻。 イーハトーブとは宮沢賢治の造語で、岩手(旧仮名使いでの「いはて」)をエスペラント語風に表現するとイーハトーブとなるらしい。

宿を探し始めたのが2日前と遅い上、連休だと言う事で宿がない。 ネットで探しまくってやっと見つけた「鉛温泉 藤三旅館」は奇しくも宮沢賢治の童話「なめとこ山の熊」にも登場する温泉宿ということで、 もうここしかない!速攻で予約。自炊部というのが少々気にかかるがまぁいいか。

花巻南温泉峡のアーチを抜けてしばらく行くと藤三旅館のでかい看板を発見。 坂を下りた先にある「自炊部」は昔ながらの湯治場ということもあり外観はかなり年季が入ってます。 一抹の不安を感じながらもせっかく来たのだからと玄関を開けると中は外観よりかはキレイで一安心。 宮沢賢治の物語中には「腹の痛いものにも利けば傷も治る」という「山の熊の肝」が旅館の玄関先で販売してることになっていたが、実際には売ってなかったなぁ。残念。
案内された部屋はこれまたレトロでフーテンの寅さんが隣の部屋に居そうな雰囲気です。お約束通り、障子も窓も建て付けが悪くて完璧な秘湯ムードにわくわく。自然と笑みもこぼれます。

早速この旅館の一押し、混浴内風呂「白猿の湯」へ。 通路に面した引き戸を開くと1階から3階までぶち抜いた広い空間の2階に出ます。 見渡すと対角にも同じ扉と20段の石段があり、1F部分に更衣コーナーと鏡の様に輝く浴槽が見えます。 更衣コーナーは小さめの衝立しかないので混浴環境としてはキビシ目かな。
浴槽は日本一の深さだそうで約120cm程ありそうです。底はフラットではないため深い所では140cmもありそう。 中央部分からは加水も加熱も循環もない100%天然温泉湧き出しています。体感46度のお湯は熱いのに肌への刺激が少なく、 長く入っていてものぼせにくい最高のお湯です。ほんのりと硫黄の香りがしてツルツル感もあって入浴後も肌がツルピカでいうことありません。 立って入浴するのに疲れたら通常の浴槽の深さの浅瀬に座って入浴することもできるし、体感30度程の水風呂もあり、こちらも程よい冷たさで交互に入ると爽快感も倍増です。 19時から20時30分までは女性専用タイムもあります。洗髪や身体を洗うことは禁止されています。

渓流が見える男女別内風呂「河鹿の湯」には飲泉用のコップが置いてあったので飲んでみると微かに苦味があるものの殆ど無味無臭。 飲めるのだからもちろん源泉だけど「白猿の湯」程の爽快感はなかったかな
最近新設された男女別内湯と男女別露天がある「桂の湯」は設備的にはもっともキレイです。 無料の貴重品ロッカーもここにあります。露天は渓流が見渡せ、景色も川の流れる音も最高で心身とも癒されます。 男風呂には露天風呂から川の方へ数段下りたところにもミニ露天があります。川により近いので上の露天よりリラックス。トロけます。 「河鹿の湯」と「桂の湯」には無料のシャンプーとボディシャンプーが置いてあります。他にも旅館部の方に別源泉で「竜宮の湯」と「白糸の湯」があるそうですが 自炊部宿泊者は利用できなくて残念。旅館部宿泊者や立ち寄り客は全ての浴槽が利用できるそうです。

話好きの売店のおばちゃん曰く、治らないとあきらめていたアトピー患者がここの温泉に入ったら完治したそうな。 お礼の手紙もいっぱい見せてくれたので本当に効能があるみたい。 実際そのおばちゃんはかなりの高齢とお見受けしましたが、お顔はつるつるでこれも温泉効果なのでしょう。 「腹の痛いものにも利けば傷も治る」のはここのお湯のことでそれを「山の熊の肝」と表現したのかな。

自炊部と言っても2色付きプランもあってこの食事が質素ながらおいしいお膳です。これで1人5000円以下という料金設定には大拍手。 次に花巻に来て温泉めぐりする時も、ここ「藤三旅館」が拠点となるだろうな。

下駄箱 単なる棚
脱衣室ロッカー カゴのみ(無料の貴重品ロッカーあり)
リンク http://www.ginga.or.jp/~namari-onsen/
最終更新日 2005年3月21日

自炊部外観 旅館部外観
夕食のお膳 桂の湯の露天風呂
河鹿の湯 白猿の湯
階段と更衣コーナー 奥に見えるのが水風呂