2005/03/05 阿武隈川の白鳥と飯坂の温泉玉子 |
仙台から車で2時間弱。福島県を流れる阿武隈川に架かる文知摺橋のたもとに、毎年ロシアから白鳥がやって来るそうなので地元出身の人と見に行ってきました。
京都の宝ヶ池に来る白鳥とまぁ似たようなもんで、どうせ岸から遠く離れた所に数羽程度居るだけだろうと思っていたので大して期待していなかったのですが、
あにはからんや白鳥だけでなくカモもわんさかさっさ大量に居ます。それも遠くにではなく「ここに」です。
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人が近づいても警戒する様子もなく、むしろ「なんかちょーだい」と言っているのかのようにクォーコークォーコココと近寄って来ます。
カモは寝てる仲間を踏んづけながら無言で足元に群がってきます。踏んづけられても寝たままの奴も居ます。
余りに大量にいるのでヒチコックの「鳥」を思い出して少々びびってましたが、何もあげないでいると「ちぇ、しけてやんの」と言いたげな後ろ姿で去って行きました。
食パンか何か持ってくればよかったなぁ。ごめんよぅ。
このような状態でも、既にピークは過ぎてかなり少なくなっているそうなので今度は2月にもう一度、食パンと何か鳥達が好きな物を調べて持って再訪するぞー。
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つづいては飯坂温泉の温泉玉子。福島県では温泉玉子のことを「ラジウム玉子」と言うそうで、ご当地チェック福島編にもチェック項目が上がっているのですが、
飯坂温泉出身者曰く「飯坂地区限定用語」なんだそうです。飯坂温泉は単純温泉で放射性物質のラジウムとは何の関係もなさそうなのに、何で「ラジウム玉子」なんでしょうね?
観光客が買う「ラジウム玉子」屋ではなく、地元の人が絶賛するという「大作玉子屋」に行くと「ラジュウム玉子」の看板があるものの普通の民家です。
気さくなおばさんから1パック10個入りを470円で購入。あつあつごはんと一緒に食べた方が絶対うまいだろうと思って帰宅するやいなやコートを脱ぐのももどかしく、
いそいそと宮城産ササニシキ「輝の大地」を研いで炊飯器にセット。炊き上がりが待ちきれないいいい
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ようやく炊けたご飯を丼によそい、そこに「ラジウム玉子」を割り入れると、白身は半熟半固形でとろーりとご飯の上に流れて行きます。
白身が流れたあとに現れた黄身は、もともとの卵も良い卵を使ってるようで黄色というよりオレンジ色です。
しっかりと熱が通って固形と思いきや、それは黄身の表面だけで、お箸で割ると決して生ではない絶妙の火加減のトロトロの黄身が現れます。
これを食すためにわざわざ買って来たイタリアはシチリア島産のミル付き天然岩塩をガリガリパラパラ・・・ウマー!ウマー!激ウマー!!さすが地元の人絶賛の温泉玉子、いやラジウム玉子です。
近所のスーパーで買った178円の鶏の照り焼きと101円のホウレンソウの白和えとで晩ご飯。
あぁ幸せ・・・でも、毎食200円台で済ましているのに、ミル付き岩塩が523円もするのは納得いかんなぁ。岩塩よりミルが高いのかな?
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