温泉以外日記:ページ25


2006/04/25 サイパン旅行4日目
早朝から降っていた雨も止み、日差しが戻るとホテルの窓の外に2重の虹が現れた。
目の前の高さに内側の虹、それを包むように外側の虹。どちらもくっきり七色で完全な半円形。
二重虹は地震の予兆という噂もあるけど、ここは夢を叶える天のサインが2つもあると思っておこう。

予約しておいたハーツレンタカーに行くと看板には「レンタル」ではなく「レソタル」と書いてある。 これを書いたのは絶対2ちゃんねらーやな。間違いない。

サイパンではどこでも日本語が通じたんだけどここでは通じない。 フィリピンなまりと日本なまりの英語でなかなか会話ができず四苦八苦。 途中で免許証を見せろと言うので、日本の免許証と国際免許証を提示したのだけど、見るのは国際免許証だけで日本の免許証は一瞥もくれない。 日本の免許証だけだと会話があまり成り立たない中もっと時間がかかっただろうなぁ。 国際免許があると便利というのはこういうことなんだろうな。納得。

左ハンドルも右側通行も初めてなのでかなり慎重な運転になる。
 「なんでワイパー動かしてんの?」
 「いや、だから慣れてへんのやって」
 「右側、当たる当たる!」
 「へ?わっ!あぶな!(急ブレーキ)」
 「キャー!!」
なんとか無事に着いたマクドで朝食セット。スクランブルエッグとハムのソテーとご飯。ご飯党のなな色としては、日本のマクドでもご飯を出せと切に願います。
運転に気を使いすぎて既に疲労困憊。距離感が全然ない中あと30分でコーラル・オーシャン・ポイント・リゾートホテルに行かなあかんねんけど、こんなんで大丈夫か?

コーラル・オーシャン・ポイント・リゾートホテルに来たのは「いい色」おすすめのシャナーズインドエステに来るため。 「いい色」はパンチカルマコースのシロダーラに感激大満足の様子だけど、 「なな色」のリラクゼーションマッサージはいわゆるオイルマッサージなのですが、ゆるめのマッサージで凝りが取れた感はないしいまいちかな。 ふと気づくとマニャガハ島で描いてもらったペイントタトゥーが消えている!マッサージでこすられたけど手のひらでのマッサージだったし大丈夫と思ってたのに・・・ショック・・・ 今度来るときは(既にサイパンに再訪する気満々)エステは1番目にしないとなぁ。

サイパングランドホテル内にあるサイパン総合情報サイトMAIDO!の本拠地、ネットスペースを訪問。 突然来てしゃべるだけしゃべって嵐のように去って、ホントお騒がせしました。「いい色なな色」の正体を知りたい方(いるのか?)はこのサイトを探してみてください。 どこかに写真があります。

予約時にルックJTBのお姉さんが電話で確認してくれたとおり、 四駆でないと登れないような山道を通ってタポチョ山山頂に到着。 噂通り360度の大パノラマでサイパン島だけでなくテニアン島、マニャガハ島も見渡せる絶景。遠くにロタ島も見えてる気がするけど気のせいかな?

先の戦争を伝える碑やキリスト像、木を組み合わせただけの十字架もある。真下に見える美しい谷はデスバレー(死の谷)と言うらしい。 こんなに美しい島で戦争なんて、もう2度と起きないことを願います。
終戦間近、米軍に追い詰められた日本人が大勢「天皇陛下万歳」と叫びながら飛び降り自殺したと言うバンザイクリフ。
慰霊の碑がいっぱいあって皆さん成仏されているのか薄気味悪さは全然ありません。 むしろ由緒ある立派な神社に来た時のような荘厳な雰囲気です。

海の色もサイパンで一番キレイじゃないかと思う程で、到底そんな悲惨が出来事があった地とは思えないけど、間違いなく歴史的事実・・・合掌。

レンタカーはガソリン満タンで返さなければならないので近くのスタンドへ。「ガソリンマンタン?」「Yes。マンタン」・・・ 日本語の会話ではありません。立派に英語(現地語のチャモロ語)での会話です。
サイパンは日本が統治していた期間があったので、結構日本語が現地語として残っているらしい。
ちなみに現地語で「満タン」は「マンタン」、醤油は「キッコーマン」、ビーチサンダルは「ゾウリ」、葉の野菜は「ナッパ」、 太っている人は「デブ」、トイレットペーパーは「チリガミ」、下着のパンツは男性用でも女性用でも「サルマタ」、 ブラジャーは「チチバンド」だそうです。